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2018(平成30)年度

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2018年度の​テーマ

エコ活動を体験しよう

 子どもたちの関心は、新聞やテレビの報道ともしっかりと結びついているようです。来年開催される東京五輪を手がかりに世界へ意識を広げる、マイクロプラスチックが生態系に及ぼす影響を身近なレジ袋から考えるなど、エコを自分の問題としてしっかり引き寄せていることに驚かされます。
 今年寄せられた新聞は2千点を超え、約2300人の小学生が環境新聞づくりに取り組みました。気づき調べただけでなく、読者へ伝えるためにどうしたらいいか。子ども記者たちは真剣に考えてくれました。じっくりとご覧ください。

※発表は順不同、作者名は敬称略

埼玉県知事賞
 さいたま市立浦和大里小学校
 増田 彩乃(6年)

■コメント
今回の新聞は、東京オリンピック・パラリンピックが来年のため、エコ・オリンピックという視点で世界のエコ活動と私のエコ活動をまとめました。私自身、驚きながら記事を書きました。小学校の最後に大賞をいただき、大変光栄です。


■作品評
東京オリンピック・パラリンピックの開催を間近に控え、エコ・オリンピック開催という発想は、とてもユニークです。エコ・オリンピックをやりたいという願いを、ぜひ実現していただきたいです。

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さいたま市長賞
 
さいたま市立常盤小学校
 林 明衣(5年)

■コメント
このような賞を受賞でき、とても嬉しいです。この新聞を書いて、自分にできることが沢山あることに気付きました。これを機に、環境についてより深く学んで、そのことを普段の生活に生かしていきたいと思います。


■作品評
楽しみながらできるリサイクルや、飲食店でのエコ活動について分かりやすく紹介しています。家庭でできることから身近な企業での取り組みまで、広い視野でエコ活動について考えられている素晴らしい作品です。

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エコ計画賞

 川口市立鳩ヶ谷小学校
 木内 莉沙(4年)

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■コメント
落ちていたプラスチックごみを見て、ごみが環境にどのような影響を与えるのか疑問に思ったので、調べることにしました。みんなでプラスチックごみを減らして、安心して暮らせる地球になったらいいなと思います。

■作品評
世界中で話題の海洋プラスチックごみ問題を詳しく調査し、まんがを効果的に使う事で分かり易く解説されております。環境に優しいプラスチックをつくる実験等、読み手に伝わりやすい内容、構成になっている点を評価しました。

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STOP温暖化賞

 さいたま市立与野南小学校
    森 百叶(5年) 

■コメント
受賞したと聞いて、とてもうれしかったです。わたしができる小さなエコや、会社がする大きなエコなど、まだたくさんのエコ活動がある事を知りました。わたしのエコ活動は、始まったばかりです。がんばって続けていきたいです。


■作品評
昨今の極端な気象現象を地球温暖化の影響と考え、身近なエコ活動に家族全員で取り組んだ様子が分かりやすく紹介されています。小さな取組が地球温暖化防止という大きな結果につながることを改めて教えてくれる、素晴らしい作品です。

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埼玉県教育委員会教育長賞

 川越市立川越第一小学校
 鈴木 琴美(5年)

■コメント
「感動は挑戦から」担任の先生がよく言う言葉で、私も好きな言葉です。市役所で働いている人に質問をしたり、お店でお客さんの様子を観察したり、初めてのことでドキドキしましたが、がんばって賞をとることができたのでとてもうれしいです。


■作品評
レジ袋の使用状況について調査し、分かりやすく集計した結果を基に、レジ袋の使用を減らして、環境を守ろうと呼びかけています。日常のちょっとした心がけでできるエコを広げたいという想いが伝わってくる素晴らしい新聞です。

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さいたま市教育委員会教育長賞

 さいたま市立大砂土小学校
   丸山 颯太(6年)

■コメント
僕たちが普段学習で使う筆箱の中にも環境にやさしく環境保全につながる「エコマーク」付きの文房具がたくさんありました。また、エコマークが付いていない文房具を最後まで使い切る事も、僕たちでできるエコだと思いました。


■作品評
身近な文具にあるエコに着目し、実際に取材を重ねて調べた内容が分かりやすくまとまっています。「エコは環境にやさしい」と結論付け、文具を無駄なく使おうする気持ちが伝わる素晴らしい作品です。

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埼玉新聞社賞

 朝霞市立朝霞第二小学校
   山本 果歩(5年)

   大畑 凜香(5年)

■コメント

私達の町でポイ捨てをされていた場所があったので、ポイ捨てをなくすために、この題材を取り上げました。市役所などに行くことで、きれいな町づくり運動など、地域についても学ぶことができました。

山本「私は、ポイ捨てをなくす地域の活動などにも参加していきたいです」。
大畑「私は、ポイ捨てをしている人に少しでも声をかけていきたいです」。

■作品評
身近な「ポイ捨て」に着眼し、なくすために「自ら拾う」、「ボランティア活動に参加する」という姿勢に感心させられました。市役所で学んだこと、リサイクルについてもまとめ、イラスト等の構図も5年生らしい新聞に仕上がっています。

 

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優秀賞

 鴻巣市立田間宮小学校
   安田 奈々子(5年)

 

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東松山市立市の川小学校
岡本 真緒(6年)
小黒 文萱(6年)

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さいたま市立常盤小学校
村上 煌宙(2年)
 

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鴻巣市立鴻巣中央小学校
春田 彩花(2年) 

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​審査を終えて

​埼玉大学教育学部附属小学校

​      矢島 弘一

力作ばかりで、「環境への熱心な思い」が伝わってきました。「気になっていること」を動機に、課題を把握して、様々な方法で情報収集して追究し、解決策をまとめています。自分の身体・五感を使って調べていること、自分の生活をさらに振り返っていることは、環境問題へ挑戦する情熱が溢れていて、頼もしい新聞記者でした。小学生のエコ活動で、日本の未来が明るくなりました。

学校特別賞

学校特別賞は、新聞づくりに対する意欲や姿勢、独創的で優れた環境学習の取り組みなどを審査委員会が評価し、表彰するものです。審査の結果、今年は3校が選らばれました。受賞校には表彰状と環境学習助成金が贈られます。 

 さいたま市立上小小学校
​さいたま市立中尾小学校
​鴻巣市立松原小学校

上位入賞校などへ

環境学習助成金

29年度助成校から活動報告

受賞者が通う小学校及び学校特別賞の受賞校には、株式会社エコ計画から環境学習助成金(総額250万円)が贈られます。
昨年度の助成校から活動報告が届きましたので紹介します。助成金は子どもたちの学習環境の整備や、環境意識を高めるさまざまな取り組みに有効に使われています。

腐葉土置き場を整備しました
さいたま市立新開小学校

落ち葉をごみとして廃棄せず腐葉土として有効活用し、校内で植物を育てようと腐葉土置き場(写真)を整備しました。カブトムシの幼虫のすみかになるかもしれないと、期待が高まっています。
そのほか、伸びた枝などを剪定するためにチェーンソーを購入しました。トゲのある樹木の枝などを切り、児童が安全に自然と親しめる環境づくりに役立てています。

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