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GREEN REPORT
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有限会社地域環境ネット
入選作品発表
令和2年度のテーマ
発表しよう!
あなたが学んだエコ
今年寄せられた新聞は3874点、4230人の小学生が環境新聞づくりに取り組みました。身近にある環境問題に気づき、その解決へ向けてどう行動すればいいかを真剣に考え、実践に結びつけた取り組みが目立ちました。
また、学んだエコをどう読者に伝えるか。小学生記者は様々に工夫し、多彩に表現しています。小さな取り組みの積み重ねが家庭を変え、学校を変え、やがて社会を変える大きな力になります。小学生記者の力作をじっくりとご覧ください。
※発表は順不同、作者名は敬称略
■埼玉県知事賞
さいたま市立原山小学校
宮本 かのん(5年)
■入選者のコメント
私は生活の中でどれだけエコができているのかが気になり、一日を振り返ってみました。計画を実行する中で今すぐできるエコがたくさんあることに気付きました。これからもコツコツ活動を続け私たちの環境を守りたいです。
■作品評
温暖化の原因や影響を地球レベルでわかりやすく伝えています。家庭での原因を調べ、自分でできることを一日の生活を通して丁寧に実行した点がすばらしいです。「地球的規模で考え、地域で行動する」のお手本です。
■さいたま市長賞
さいたま市立川通小学校
稲葉 楓果(3年)
■入選者のコメント
賞をいただき、とてもうれしく思います。私は「ポイ捨て」をなくして、自分が住む地域の環境をより良くしたいと考え、取り組んだことを新聞にまとめました。これからも、生活の中でできることを進んで行いたいです。
■作品評
ポイ捨てされたゴミに着目し、その原因を知るため時間をかけて丁寧に調査し、絵やグラフできれいに色分けしてわかりやすくまとめています。また、ポイ捨てを減らすためのステッカーや道路標識の発想は素晴らしいです。
■エコ計画賞
鴻巣市立鴻巣東小学校
松原 健太(1年)
■入選者のコメント
賞をいただき、ありがとうございます。通学路にごみが落ちていて気になりました。実際に、ごみ拾いをしてみると、予想より多くて驚きました。これからも、まちをきれいにしたいです。
■作品評
小学校一年生らしい自分の家のまわりのごみを調べて、身近なことに問題意識を持ち、ごみの削減を伝える心温まる力作です。また、たばこが圧倒的に多く、まとめて捨ててあるとの分析は重く受けとめました。
■STOP温暖化賞
加須市立大利根東小学校
糸井 笑加(5年)
■入選者のコメント
地球温暖化がすごいスピードで進み、生物に深刻な影響や被害がたくさん出ている事実を知り、とても怖くなりました。1人1人の小さな活動が、地球を救う大きな力になることを、伝えたいと思いながら作りました。
私も小さなことから積み重ねていきたいと思います。
■作品評
身近な地域の環境の変化への気付きから、地球温暖化の原因や影響、温暖化防止のために私たちができることを、興味を引くタイトルやイラストとともに、読みやすくまとめています。作者の思いが伝わってくる作品です。
■埼玉県教育委員会教育長賞
鴻巣市立鴻巣南小学校
水野 寿哉(5年)
■入選者のコメント
エコ活動は、楽しむことにより継続へとつながると考え、新聞作りの後も家族と楽しみながら実践しています。誰か一人が行動するのではなく、皆で意識しながら地球を守る行動をすることが大切だと改めて実感しました。
■作品評
地球温暖化の原因を考え、主要因と考えられる二酸化炭素を減らす取組を家族全員で実践し、説得力のある紙面に仕上げられています。地球温暖化をSTOPさせたい気持ちがとても伝わる素晴らしい作品です。
■さいたま市教育委員会教育長賞
さいたま市立川通小学校
町田 琉夏(2年)
■入選者のコメント
はじめて新聞づくりをして、賞をとることができてとてもうれしいです。新聞を作るのに、身の回りのものをたくさん調べました。これからも、電気を大切にしていきたいです。
■作品評
生活に欠かせない電気と地球環境には関わりがあることを分かりやすくまとめています。身近な行動によって環境を変えられることに気づき、家庭で「学んだエコ」を実践していることが大変素晴らしい作品です。
■埼玉新聞社賞
鴻巣市立常光小学校
須藤 美紗樹(6年)玉那覇 碧(6年)
千葉 遥翔(6年) 増子 蔵土(6年)
■入選者のコメント
埼玉新聞社賞を受賞し、とてもうれしいです。私達は、地球温暖化が地球に与える影響について調べました。私たちの家から出るCO2も影響を与えていることを知り、ECO活動を続けていきたいと思います。
■作品評
温暖化の影響について、4人組の地球守り隊が意気込んで調べ、思いを述べている様子が紙面から醸し出されていて、思わず「がんばったね!」とエールを送りたくなりました。手作り感あふれる絵や図も小学生らしい質感を引き立てています。
■優秀賞
熊谷市立熊谷南小学校
納谷 莉央(5年)
熊谷市立星宮小学校
樽見 夢奈(5年)
鴻巣市立屈巣小学校
針貝 碧(6年)
久喜市立東鷲宮小学校
久光 邦周(4年)
審査を終えて
普段の生活から問題を見つけ、実際に現場に出かけて調査したことをまとめたり、問題の解決策を試したりした力作が多く見られました。環境問題は、わたしたちの身近な生活と深く関わっているため、一人ひとりが、身近なことから取り組んでいくことが大切です。子ども記者の皆さんの地道な取り組みは、家庭や地域を変え、そして社会を変える大きな可能性があると期待しています。
埼玉大学教育学部附属小学校
岩田 信之
■学校特別賞
新聞づくりへの意欲などを評価
優れた取り組みを表彰します
学校特別賞は、新聞づくりに対する意欲や姿勢、独創的で優れた環境学習の取り組みなどを審査委員会が評価し、表彰するものです。審査の結果、今年は3校が選らばれました。受賞校には表彰状と環境学習助成金が贈られます。
川口市立新郷小学校
鴻巣市立赤見台第一小学校
熊谷市立玉井小学校
上位入賞校などへ
環境学習助成金
令和元年度助成校から活動報告
受賞者が通う小学校及び学校特別賞の受賞校には、株式会社エコ計画から環境学習助成金(総額250万円)が贈られます。
昨年度の助成校から活動報告が届きましたので紹介します。助成金は子どもたちの学習環境の整備や、環境意識を高めるさまざまな取り組みに有効に使われています。
簡易テントで
緑化活動を快適に
さいたま市立尾間木小学校
学年で担当する花壇や農園を、緑化ボランティアの皆さんに力を借りて児童自らが整備しています。学校内の緑化活動は、自然に触れる大切な機会になっています。
簡易テントを購入して、花壇や農園の教育環境を整備しました。栽培委員会の児童や緑化ボランティアの皆さんらを夏の強い日差しから守り、小雨などの天候に左右されず予定に従って除草などの作業を進められるようになりました。