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GREEN REPORT
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有限会社地域環境ネット
入選作品発表
令和4年度のテーマ
みんなに伝えたいエコ
今年度は「みんなに伝えたいエコ」をテーマに、3000点を超える新聞が寄せられ、約3700人の小学生が環境新聞づくりに取り組みました。小学生記者は、SDGsに関心を寄せることでエコに対する意識を急激に広げています。様々な社会問題をとらえれる目線の鋭さ。また、動物の特徴をエコライフと結びつけて考察する新聞もあり、視野の広さが審査委員を驚かせました。
小学生記者の目線は「新しいエコ」を予感させます。小学生記者の力作をじっくりとご覧ください。
※発表は順不同、作者名は敬称略
■埼玉県知事賞
熊谷市立熊谷東小学校
田島遼佑(5年)

■入選者のコメント
大賞をいただきとてもうれしいです。普段捨ててしまう身近なものでも再利用ができ、その方法がたくさんあることを知りました。未来の地球を救うためには、一人一人の小さな行動が大事なので、これからも5Rを意識して、自分ができることを実践していきたいです。
■作品評
身近にあるたまごのからに着目して調べ、自分で出来る再生利用を実践している点がすばらしいです。今回のテーマ「みんなに伝えたいエコ」のとおり、私たち一人一人が地球を守っていくという力強いメッセージが伝わってきます。

■さいたま市長賞
さいたま市立大砂土小学校
福井 遥(3年)

■入選者のコメント
この度は素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。とてもうれしいです。大砂土小の給食はおいしいだけではなく、SDGsにも配慮した素敵な給食だということを皆さんにお伝えしたくてこの新聞を書きました。
■作品評
学校給食という身近なものに着目し、SDGsと結びつける発想が素晴らしいです。給食の食べ残しの原因や解決策について自分で調べ、うまくまとめられています。ぜひ、多くの人に読んでほしい作品です。

■エコ計画賞
鴻巣市立田間宮小学校
柴田純歌(3年)

■入選者のコメント
2回目の挑戦でまさか入賞するとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。ナマケモノのことを調べて分かったことは、すごくエコな生き物だということです。わたしは、家でできるエコ生活を心がけて、ナマケモノを目指したいです。
■作品評
省エネの達人、ナマケモノの暮らしと自分を比較し、スローなエコの価値を認識させてくれる斬新な作品です。ナマケモノは余計な事をしないことで、本当に大切な事を実現しており、我々にも大変参考になる生き方です。

■STOP温暖化賞
川口市立柳崎小学校
梶川照真(6年)

■埼玉県教育委員会教育長賞
久喜市立太田小学校
中山珠寿(5年)

■入選者のコメント
賞を頂き、とてもうれしく思います。私が小さい頃からおじいちゃんの畑でとれた野菜を食べ、いつも旬を感じていました。新聞づくりを通して、改めて旬や地産地消の大切さ学ぶことができ、とても良い経験になりました。
■作品評
「地産地消」や「旬」について、身近なところでの観察や具体的な取組について、わかりやすくまとめられていました。エコ活動を行うためには、身近な場所でできることを続けることが大切であると気付かせてくれるすばらしい作品です。

■さいたま市教育委員会教育長賞
さいたま市立大宮西小学校
川副小陽(6年)
■入選者のコメント
SDGsに目が向けられている今、地球を気遣った製品が増えています。そのような製品を優先的に使い、小さなことでも地球を助けるお手伝いをしていきたいと思います。このような素晴らしい賞を、ありがとうございます。
■作品評
学校での自然体験の場づくりという身近な実践から地球規模の環境問題に視野を広げてまとめた点が素晴らしいです。自分たちにできる環境を守る小さな活動が地球を支えることにつながっていることを読み手に気づかせてくれる作品です。

■埼玉新聞社賞
久喜市立栢間小学校
永井美桜里(6年)

■入選者のコメント
私は、地球のために何ができるのかを考えて、ゴミを減らす取り組みをしました。自分が作った新聞がきっかけで、環境破壊に関心をもってくれる人が増えたらとても嬉しいです。これからも、環境について自分ができることを考えて、行動していきたいです。
みんなで力を合わせて、温暖化を食い止めましょう。
■作品評
地球が泣いているイラストを上部に配し構成にメリハリがあります。世界規模の環境破壊から自分でできるゴミの減量対策へシフトし、一人一人の意識改革が大切だと訴える流れもできていて、エコ生活を実践したくなる作品に仕上がっています。

■入選者のコメント
新聞を作ることで、なんとなくだったエコを詳しく知ることが出来ました。小さな事でも意識して取り組むことで温暖化を止めることが出来ると思います。この新聞を読んだ人がエコに興味を持ってくれたら嬉しいです。
■作品評 地球温暖化の原因や影響、日々の生活で取り組める温暖化対策などが、身近な人へのアンケートとともにポイントを捉えてまとめられています。エコを意識した取組をできることから毎日続けよう、という力強いメッセージが伝わる作品です。

■優秀賞
久喜市立久喜小学校
衛藤朋美(6年)
さいたま市立与野西北小学校
黒羽 瞬(5年)
大部千紗(5年)
山下叶真(5年)
熊谷市立石原小学校
唐﨑 茜(1年)



さいたま市立桜木小学校
齊藤菜々香(6年)

審査を終えて
どの作品も、社会に見られる問題を自分事として考え、まとめられていました。中には実際にエコな生活を実践したり、周りの人にエコについてインタビューしたりしている作品も多くありました。これらの作品は大変価値のあるものであり、持続可能な社会をつくるための第一歩につながっていると考えます。これらの作品を多くの人に知ってもらい、よさが伝わっていくことを期待しています。
埼玉大学教育学部附属小学校
鈴木一徳
■学校特別賞
新聞づくりへの意欲などを評価
優れた取り組みを表彰します
学校特別賞は、新聞づくりに対する意欲や姿勢、独創的で優れた環境学習の取り組みなどを審査委員会が評価し、表彰するものです。審査の結果、今年は3校が選らばれました。受賞校には表彰状と環境教育助成金が贈られます。
川口市立新郷南小学校
さいたま市立三室小学校
さいたま市立新開小学校
上位入賞校などへ
環境教育助成金
令和3年度助成校から活動報告
受賞者が通う小学校及び学校特別賞の受賞校には、株式会社エコ計画から環境教育助成金(総額250万円)が贈られます。
昨年度の助成校から活動報告が届きましたので紹介します。助成金は子どもたちの学習環境の整備や、環境意識を高めるさまざまな取り組みに有効に使われています。
80周年に向けてビオトープを再生
さいたま市立北浦和小学校
理科室前にある池の再生に取り組みました。この池は以前つくられたもので、水が流れていませんでした。自然環境を大切にする、生き物が集まるビオトープとしてよみがえらせようと、児童らが立ち上がりました。開校80周年に向けて、歴史を大切にしたいという思いも込めました。みんなで池を清掃し、改修工事の業者さんとも意見交換をしたほか、どんな生き物が集まってくるのか「未来予想図」をポスターにしました。学校の自慢の場所になったそうです。
(事業実施報告書から)


