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有限会社地域環境ネット
入選作品発表
令和6年度のテーマ
エコの過去・現在、そして未来
今年度は約2300点の作品が寄せられ、2800人を超える小学生が新聞づくりに取り組みました。子どもたちはＳＤＧｓに関心を持つことで、視野をぐんぐｎ広げています。相次ぐ自然災害を環境の視点からとらえて、身近にあるリスクに気づき、水害に注目した新聞がありました。また、人工知能（ＡＩ）を活用してイラストを作成した新聞が初めて登場し、審査委 員を驚かせました。小学生記者が身近にある課題に気づき、調査や取材を通して考えた解決への道筋。「エコの未来」をご覧ください。
※発表は順不同、作者名は敬称略
■埼玉県知事賞
さいたま市立大谷場小学校
石原光葵（６年） 曽我部暁（６年）
渡邉日翔（６年）
■入選者のコメント
私たちが作った新聞が埼玉県知事賞に選ばれ、大変うれしく思います。冬休みにみんなで集まって作成した甲斐がありました。みんなに自分たちで使っていたものが環境破壊につながっていることを知ってもらい、少しでも地球環境がよくなればと思います。
■作品評
身近にある紙おむつに注目した点が斬新な上、地域の方や家族へのインタビューを行いながら調査をし、自分たちにできるエコを見つけて実践している過程が１枚の新聞にきれいにまとまったすばらしい作品です。
■さいたま市長賞
さいたま市立原山小学校
夏坂知輝（４年）
■入選者のコメント
エコ活動について、自分でも出来ること、身近なものとしてストローについて調べました。色々な素材のストローがあり、素材によってエコにつながることにとても驚きました。他にも身近なエコについて調べてみたいです。
■作品評
身近なストローに着目し、プラスチック問題を分かりやすくまとめています。また、紙ストローの実験を行い、複数の素材を比較した上で、誰もが取り組める提案がなされている素晴らしい作品です。
■エコ計画賞
久喜市立久喜小学校
冨山蒼月（１年）
■入賞者のコメントSGDs11をしらべて、久喜市のでんちゅうに水がいマークがついていることをはじめて知りました。久喜市の人が水がいからいのちをまもれるように、ちょうさしたことをたくさんの人につたえていきたいです。
■作品評
SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」から自然災害に着目し、自宅周辺のハザードマップの確認やお爺様より台風のお話を聞き取りするなど、貴重な内容を取りまとめた作品です。
■ＳＴＯＰ温暖化賞
熊谷市立玉井小学校
今 結希翔（５年）
■入賞者のコメント
賞をいただき、とてもうれしいです。地球温暖化を防ぐために、ぼく達には何ができるのかを調べて、身近な対さくがたくさんある事がわかりました。みんなでできる事から取り組み、実せんしていってほしいと思います。
■作品評
「地球温暖化ストップのためにぼくたちは何ができるのか」をテーマに、温暖化の原因や仕組み、その影響、日本の対策などをまとめ、自分たちでもできる具体策をわかりやすく発信したすばらしい作品だと思います。
■埼玉県教育委員会教育長賞
川口市立元郷南小学校
吉野莉子（４年）
■入選者のコメント
１日に約１００種類の生きものが絶滅していると言われる今。大好きな生きものを未来に残したいと思い、「生物多様性」をテーマにしました。エコ活動は自然や生きものを守ることにつながり、そしてまた私たちを守り豊かにしてくれることにつながっています。この新聞を読んで興味をもってもらえたら嬉しいです。
■作品評
自然の美しさへの感動や、生き物を守るために自分ができることなどについて、様々な生き物のイラストを交えながら大変丁寧にまとめています。生き物から受ける恩恵や、それを守っていくことの大切さを伝えるすばらしい作品です。
■さいたま市教育委員会教育長賞
さいたま市立上里小学校
奥山鈴夏（６年）
■入賞者のコメント
この度は素晴らしい賞をいただき、とても嬉しく思います。SDGsについて学び、この新聞を書いてからは、普段は車で行きがちな所でも自転車で行くことを心がけるようになりました。これからは、自分一人ではなく周りの人にも声をかけながら環境に優しい生活を目指していきたいです。
■作品評
生活の中で生まれた疑問について調べ、考えたことを上手にまとめられています。特に素晴らしいのは、調べたことを実験で確かめているところです。「新聞で事実を伝えるぞ！」という記者さんの熱い思いが伝わる作品です。
■埼玉新聞社賞
川口市立舟戸小学校
内田真羽（５年）
■入賞者のコメント受賞できて嬉しいです。アップサイクルはあまり知られていないエコ活動ですが、実用性もあり、何より子供から大人までみんなが楽しめるすばらしい活動です。みなさんもぜひアップサイクルで宝物を作ってみてください！
■作品評アップサイクルで 、思い出の品を宝物にする発想がすばらしく、読んでいて心が温かくなりました。実体験もわかりやすくまとまっていて、読者が「やってみよう！」と挑戦する気持ちになる作品に仕上がっています。
■優秀賞
久喜市立久喜小学校
佐藤瑠海（５年）
川口市立元郷南小学校
山脇春花（６年）
久喜市立栗橋南小学校
前田瑞恵（１年）
鴻巣市立田間宮小学校
町田晴彦（４年）
審査を終えて
どの作品も、社会に見られる問題を自分事として捉え、具体的に調べて考え、紙面に表現されていました。中には、現地に行って調査したり、詳しく知る人にインタビューしたり、自分たちにできることを実践したりしている作品もありました。どの作品も大変価値のあるものであり、多くの人に知ってもらいたいと切に思います。これからも、持続可能な社会の担い手として自分たちにできることを共に考えていきたいですね。
埼玉大学教育学部附属小学校
鈴木一徳
■学校特別賞
新聞づくりへの意欲などを評価
優れた取り組みを表彰します
学校特別賞は、新聞づくりに対する意欲や姿勢、独創的で優れた環境学習の取り組みなどを審査委員会が評価し、表彰するものです。審査の結果、今年は4校が選らばれました。受賞校には表彰状と環境教育助成金が贈られます。
新座市立野火止小学校 川口市立戸塚南小学校 桶川市立日出谷小学校
川越市立大塚小学校
上位入賞校などへ
環境教育助成金
令和5年度助成校から活動報告
受賞者が通う小学校及び学校特別賞の受賞校には、株式会社エコ計画から環境教育助成金（総額２５０万円）が贈られます。
昨年度の助成校から活動報告が届きましたので紹介します。助成金は子どもたちの学習環境の整備や、環境意識を高めるさまざまな取り組みに有効に使われています。
校門から児童用玄関へ
みどりの小道を整備しました
羽生市立川俣小学校
校門から児童用玄関へ向かう校内通路は、車も通行します。そこで、校庭側に全長90ｍの小道を整備しました。登下校する児童が花壇の植物などをゆっくり観察しながら、より安心して歩けるようなりました。「みどりの小道」と名づけて、道の出入口に手作りの案内看板を設置したほか、沿道の樹木には植物名表示をつけました。児童の環境意識を向上させ、豊かな心の育成と感性の向上を目指します。
（事業実施報告書から）
