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月刊
GREEN REPORT
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有限会社地域環境ネット
入選作品発表
令和元年度のテーマ
みんなに伝えたいエコ
今年寄せられた新聞は2700点を超え、3100人以上の小学生が環境新聞づくりに取り組みました。気づいて調べ、その結果を読者へどう伝えたらいいか。小学生記者が真剣に考え工夫し、様々に表現しています。
また、意識の広がりを感じる新聞が目立ちました。自分たちの暮らしが世界の環境問題とつながっているという気づきは、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)にも結びつきます。小学生記者の力作をじっくりとご覧ください。
※発表は順不同、作者名は敬称略
■埼玉県知事賞
熊谷市立長井小学校
板倉 咲希(6年)
■入選者のコメント
自分にできるエコってなんだろうと思い、身近な熊谷市のゴミの現状を調べてみました。調べてみると熊谷市のゴミの現状がよくわかり私自身大変勉強になりました。小さなことからコツコツとゴミ減量に取り組み、環境問題の改善に繋げていければいいと思います。
■作品評
地元の市のごみ問題を県や国の状況と比較して数字で分析し、ごみの量を象の重さに換算して子供が興味を持てるよう表現している点や、ごみの削減方法を日頃の生活に照らし合わせてわかりやすく伝えている点がすばらしいと思います。
■さいたま市長賞
さいたま市立浦和大里小学校
樋口 歓人(6年)
■入選者のコメント
かような賞を賜り、恐悦至極に存じます(江戸時代風)。社会で歴史を学び、江戸時代の暮らしはエコな生活だということを知りました。詳しく調べてみると、生活の工夫がたくさんあり、びっくりしました。これからの生活でも意識していきたいと思います。
■作品評
時代でエコを比較するという発想が面白い。江戸時代のエコについて、時代背景を交えながら、分かりやすくまとめています。江戸の暮らしから、私たちが学ぶ点はたくさんあると気づかせてくれる素晴らしい作品です。
■エコ計画賞
羽生市立手子林小学校
柿沼 孝星(5年)
■入選者のコメント
今年は新聞に台風被害の記事が多く、地球温暖化の影響を改めて痛感しました。1人のECO活動の影響は小さいですが、その活動を広げることで多くの二酸化炭素を減らせます。さぁ、みなさんも一歩を踏み出しましょう!
■作品評
SDGsの17の目標を意識して、埼玉新聞の記事を分類、目標の一つである「気候変動に具体的な対策を」の記事に着目、地球温暖化防止につながるCO2を削減する身近な課題に繋げた構想力が素晴らしい作品です。
■STOP温暖化賞
東松山市立市の川小学校
岡 良衣都(6年)
■入選者のコメント
小学校生活最後にこの賞をいただき、本当にうれしいです。人間の便利さだけを求めないで、自然と共存し、全ての生物を大切に出来る大人になりたいです。僕たちの地球という星を、大切にしたいと思います。
■作品評
タイトルをはじめ、各所にユーモアと工夫があふれています。イラストや写真も効果的に使い、とても印象的です。温暖化対策の一つである夏の暑さ対策について、読者を引き付けて訴えることのできる素晴らしい新聞です。
■埼玉県教育委員会教育長賞
熊谷市立熊谷西小学校
鵜木 瑠菜(5年)
■入選者のコメント
今回、私は身近なエコ活動に着目して調べ、新聞を作りました。知らなかったことや意外な発見もあり、とても勉強になりました。まさか、このような賞を頂けるとは大変光栄です。これからもエコ活動を続けていきたいと思います。
■作品評
エコ活動について親戚を対象に調査したことをきっかけに、自分たちにできるエコ活動とは何かを考え、環境を守ろうと呼びかけています。日常のちょっとした心がけでできるエコを広げたいという思いが伝わってくるすばらしい新聞です。
■さいたま市教育委員会教育長賞
さいたま市立浦和大里小学校
砂庭 真歩(6年)
■入選者のコメント
受賞したと聞いてとてもうれしかったです。特別なことをやるのではなく、簡単に取り組めるエコについて調べ、どのくらい効果があるのか実際に実験もしました。これからも、エコ活動を続けていきたいです。
■作品評
身の回りの普段の生活を見つめ直し、家族と一緒に環境にやさしい生活を探る様々な実験に取り組みました。「簡単で毎日続けられるエコ活動をみんなで行っていきましょう!」というメッセージが伝わってくる大変素晴らしい作品です。
■埼玉新聞社賞
鴻巣市立鴻巣中央小学校
星 苺花(5年)
■入選者のコメント
この度は、埼玉新聞社賞を受賞でき、とてもうれしいです。安心安全な食生活の裏で、日本人が大量に食品を捨てていることを知り、食品ロスを減らすため、食べ残さないよう、私ができることから挑戦していきたいです。
■作品評
「なくそう食品ロス大作戦」の見出しで飢餓にも着眼し、日本や世界の現状や問題点を提起しています。自分でもできる改善策も盛り込み、説得力のある紙面に仕上げています。見た目もバランスがよく、読みやすさも評価されました。
■優秀賞
さいたま市立上小小学校
川浪 茉莉子(3年)
久喜市立東鷲宮小学校
芳賀 優香(5年)
鴻巣市立田間宮小学校
塚越 苺花(3年)
塚越 桃花(1年)
さいたま市立川通小学校
稲葉 柚帆(5年)
審査を終えて
自分の身の回りの環境問題を調べ、自分たちにできることや実践していることをまとめた力作がたくさんありました。環境問題は、身近な小さなことから解決を目指して取り組むことがとても大切です。子ども記者の皆さんの活動が、家庭から地域、そして社会へと広がっていくと様々な環境問題が解決へと向かうのかもしれません。
埼玉大学教育学部附属小学校
岩田 信之
■学校特別賞
新聞づくりへの意欲などを評価
優れた取り組みを表彰します
学校特別賞は、新聞づくりに対する意欲や姿勢、独創的で優れた環境学習の取り組みなどを審査委員会が評価し、表彰するものです。審査の結果、今年は3校が選らばれました。受賞校には表彰状と環境学習助成金が贈られます。
さいたま市尾間木小学校
さいたま市立北浦和小学校
戸田市立戸田第二小学校
上位入賞校などへ
環境学習助成金
30年度助成校から活動報告
受賞者が通う小学校及び学校特別賞の受賞校には、株式会社エコ計画から環境学習助成金(総額250万円)が贈られます。
昨年度の助成校から活動報告が届きましたので紹介します。助成金は子どもたちの学習環境の整備や、環境意識を高めるさまざまな取り組みに有効に使われています。
希少植物「サワトラノオ」
自生地を視察しました
東松山市立市の川小学校
東松山市立市の川小学校は、希少野生植物「サワトラノオ」の県内希少野生動植物種保護増殖箇所に指定されており、児童らが保護増殖活動を行っています。自生地を視察することにより環境教育への知見を深め、その持続に不可欠な担い手の育成を図りました。 今回見学した静岡県富士市の浮島ヶ原自然公園では、同市みどりの課と富士自然観察の会の協力のもと現地で研修を行いました。